どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは「[OKR]目標は70%ぐらいを達成しよう」を、お送りしております。今日は3回目です。
前回のおさらい
前回は、「2.目標(Objective)」をお届けしました。
今回は、「3.主要な結果(Key Result)」を、お届けします。
今日のアジェンダ
- 主要な結果(Key Result)とは
- SMARTの法則
- 完了のエビデンスと評価
主要な結果(Key Result)とは
主要な結果(以降、KRと呼びます)とは、「目標への進捗を測定する指標」でした。もう少し詳しくみていきましょう。
あなたは、3か月で5㎏ダイエットするという目標を立てました。
KRは、「どのような主要な結果があれば、目標を達成できるか」というものです。
KRは十分か
この3つのKRですが、すべて100%の状態になると、「3か月で5㎏ダイエットする」が成功すると思えますか?
KRが足りないと感じたばあいは、追加してもかまいません。期間内にKRを修正することもOKです。
ただし、1つのオブジェクティブに対して、10個も20個もKRがあるのは望ましくありません。優先順位を付けて絞りましょう。
単純なタスクになっていないか
KRは、「タスクとしてこなすと完了するもの」になってはいけません。それはKRではなく、「タスク」です。
KRは、複数のタスクをこなすと得られる、主要な結果でなければなりません。
タスクかもしれないと感じたときは、「その目的はなんですか?」と質問してみましょう。
もし、目的が言えるなら、それがKRかもしれません。
SMARTの法則
KRの設計が不十分だと、OKR全体のクオリティが下がってしまいます。
逆に、KRが適切に設計されていると、オブジェクティブの達成率もあがり、モチベーションアップにつながります。
ここでは、KRの設計がラクになる、「SMARTの法則」 というテクニックをご紹介します。
SMARTは、KR設計におけるルールの頭文字です。
- S(Specific):具体性
- M(Measurable):計測可能性
- A(Achievable):達成可能性
- R(Relevant):妥当性、関連性
- T(Time-bound):明確な期限
Specific
KRは、個別で具体的であるべきです。
具体的であっても「○○すると○○になる」のように、複数の要素が書かれていないか注意しましょう。
Measurable
KRは、計測できなければなりません。
「感情」などの数値化がむずかしいKRは、事前事後のアンケートを取るなどしましょう。
数値が入っていると、計測がラクになります。
Achievable
KRは、達成できるものでなければなりません。もちろん、チャレンジングなKRは、100%達成する必要はありません。
しかしながら、努力すれば達成できる、不可能ではない、というものにすべきです。
Relevant
KRは、オブジェクティブや、その先にあるミッションと関連性があるほうが望ましいです。
オブジェクティブとまったく関係のないKRを設計することは、まずないと思いますが、複数のKRが並んだ時に、どれを優先したらいいか、という判断がラクになるでしょう。
Time-bound
KRは、オブジェクティブの期限を守るものでなければなりません。
完了のエビデンスと評価
KRがどれくらい達成できたかどうかは、スプレッドシートや、OKRツールで管理しましょう。
完了のエビデンスも添えることが望ましいです。
KRは、一定の期間(組織によって異なります)が過ぎたら、必ず評価をします。
オブジェクティブと同様に、評価のないOKRは、OKRではないというぐらい、大切なものです。
まとめ
以上で、「3.主要な結果(Key Result)」を、お届けしました。
弊社では、KRチェックシートを用意して、セルフチェックができるようにしています。
できるだけラクに、KRを設計しましょう。
次回は、最終回で「4.OKRのすすめ方」を、お届けします。