[ノンプロ研]ライティング講座初級1期卒業LT『想いはなぜ伝わらないのか』#3

どうも。つじけ（tsujikenzo）です。今回は2021年1月から受講していた「ノンプロ研ライティング講座初級1期卒業LT」で発表した『想いはなぜ伝わらないのか』について、全3回でお届けします。今回は最終回です。

前回のおさらい

前回は、「伝えたいものの価値」についてお届けしました。伝えたい相手を明確にすればするほど伝わるのではないだろうか、という内容でした。

今回は「伝えたいこと」が「価値」になる日についてお送りします。

あなたが今まで「伝えたいと思ったけど伝わらない」と思ったことはなんでしょうか。

例えば身近な例でいうと「VBAができる人ほど、VBAができることを隠しますよね」のような「あるある」です。

誰かにこのことを話すと「あーわかる」という共感をもらえるかもしれません。しかし、共感できる人は「ごく狭い範囲に住んでいる」仲間のみです。

実はそういった「あるある」は、世間から見ると、かなり「モヤモヤ」しています。当然のように、「モヤモヤ」したものは伝わりません。

芸人さんが「あるあるネタ」で一世を風靡することがありますが、彼らがプロとして成立している理由があります。それは「モヤモヤ」を世間の人にも伝わるような「あるある」まで磨き上げているからです。

たとえば、1つのあるあるを披露するために、恐らく100や1000のモヤモヤを題材にしているのではないでしょうか。

同じことが、ビジネスの世界でもいえます。「みんなこうなったらいいんだけどなぁ」という「モヤモヤ」は、伝わりません。プロは「モヤモヤ」から「あるある」を作りだし、さらに、受け手に届くころには「なるほど」になるような「質と量」をこなしています。

「なるほど」は自然と伝わります。むしろ、こちらが伝える努力をしなくても「伝播」します。もしあなたが、なにか伝えたいことがあるなら、そのことについて徹底して学ぶことです。1週、いや何週もして辿り着いた結果、やっと1つのことを伝えられるレベルになるのかもしれません。

みなさんは、講師であるタカハシさんの発信していることや、講座などが「自分に伝わっていないなぁ」と思うことはあるでしょうか。恐らく、ほとんどの人が「すごい！なるほど！」と思った経験があるはずです。

しかし、当のご本人は「ブラック企業でVBA書いてんのつらいな」「VBA一生懸命学んでる人が評価されないのはおかしいな」「VBAの書籍めっちゃあるけど、読者は逆に混乱してるんじゃないかな」といったモヤモヤをずーっと抱えていたわけです。

タカハシさんも、普通の人間で、みなさんと同じようなモヤモヤ期を乗り越えてきました。ある日突然「著者」になったわけではありません。そして、今や自分が歩んできた道をできるだけ短縮できるように「書籍」や「講座」として言語化し、読者はそれを「価値」として受けとることができています。

まとめです。

以上で、卒業LT資料3回目として「伝えたいこと」が「価値」になる日についてお届けしました。自分のなかにあるモヤモヤしたアイディアや思考は、なかなか人に伝えることができません。そのモヤモヤについて学習を深めたり、言語化をすることではじめて人に伝えることができるのかもしれません。

これから私たちは、まだ出会っていない読者に、どんな価値を提供できるでしょうか。ライティング講座では、その足掛かりになるような知識や技術を習得することができました。

『想いが伝わらない』と、悩んでいたわたしですが、これで、「書くことで想いを伝える」第一歩を踏み出せるような気がします。

ここまでブログを読んでいただいたみなさん、ノンプロ研メンバーにの皆さまに感謝申し上げます。