どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは、2022年5月から始まりました「ノンプロ研インストラクション講座1期」について、全6回程度でお届けします。今日はDay1です。
事前課題
自己紹介
つじけです。つじけさんって呼んでください。少し緊張してます。札幌で北海道食材をアジアに輸出する中小企業を経営しています。
会社が来年10年目を迎えるので、今後どうするのか岐路に立たされています。
Q.なぜインストラクション講座を受講したのか?
「社会を変えたいと思ってるひと」を「社会を変えられるひと」にするために、わたしに必要なスキルだと感じたからです。
Q.講座を通して何を実現したいのか
下記のような、今まで取り組んできたことの集大成として、「オリジナル講座」を開催したいと思います。
- ノンプロ研加入
- ブログ開始
- ライティング講座
- ノンプロ協会加入
- 認定コーチ取得
同期のみなさん、運営の方々、短い期間ですがよろしくお願いいたします。
任意課題
講座を受ける前に、下記の参考教材が案内されていました。知らない書籍もありましたので、ポチって積ん読ビルを建設しました。
- Learn Better/アーリック・ボーザー https://www.amazon.co.jp/dp/4862762581/
- 学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑 https://www.amazon.co.jp/dp/4801400558/
- 上手な教え方の教科書~入門インストラクショナルデザイン/向後千春 https://www.amazon.co.jp/dp/4774174610/
- 研修開発入門/中原淳 https://www.amazon.co.jp/dp/4478027250/
課題図書を読んで、今の時点で刺さったことを1つだけあげるなら、「教育と教育工学は違う」 ということです。
教育は、「親が子どもを育てる」「先生が生徒に教える」「師匠が弟子に継承する」など、教える・伝える行為そのものに価値があります。
教育は、価値観を定める文化や、その時代の国の政策などが大きく反映され、知識を移転することだけを最重視としていないようです。
いっぽう、教育工学は、心理学と情報コミュニケーション技術が基盤になっています。教えることとまなぶことに関する理論と実践があり、それらを対象とする研究分野がある、ということです。
教育の定義は定かではありませんので言及しませんが、今回受講するインストラクション講座が、教育工学の範疇であることを定義できたことは、大きな収穫になりました。
講座のゴール
今回の講座のゴールは、以下です。
効果的かつ魅力的な講座を、スマートに開発・実施できるようになる
ゴールが見えたところで、次は現状を分析してみます。(つじけオリジナルメソッド)
もし、いまわたしが講座を開催するなら、以下のことを留意するでしょう。
「講座開催に必要なこと」
- 授業の構成は正しいか
- 予習復習用の宿題の量は適切か
- 料金設定は正しいか
- メンバー間でレベル差がありすぎないだろうか
- メンバーが交流できる場を提供しよう
などなど。
しかし、インストラクション講座のゴールを迎えるときには、もっと視野が高く、学びについて広い視点を持っていると感じています。
さきほど挙げた留意事項は、わたし自身の不安が前面に出ていると思いました。
学習力 x 他社の関与率
さっそく、Day1の内容をまとめたいと思いますが、テキストが100Pあり、全てを網羅できません。
自分がとくに印象に残った項目を、メモしておきたいと思います。
「講座」とは、受講者が自主的に参加するイベントであり、最大の特徴は「他人が関与する」ということです。
そして、学習の効率が最大化されるのは、本人の学習力と他社関与率が、ある一定値であるときです。
本人の学習力が低いときは、他社関与率が高い方が学習効率が高く、独学ばかりしていても時間の無駄です。
いっぽうで、学習力が高くなれば、他社関与率を下げ、自走した方が学習効率が高いということです。
ここで、気付かされるのは、学習力があるのに関与しすぎることも、学習の効率を下げるということです。
ただし、「お世話になったコミュニティへ恩返しをしたい」とか、「次は自分が講師をやるので関与したい」という文脈ではないことは、注意しましょう。
インストラクショナルデザイン
インストラクショナルデザインの定義があります。
教育活動の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大成したモデル・研究を応用して学習支援環境を実現するプロセス(鈴木克明2006)
この定義を分解すると、わたしたちでもインストラクショナルデザインを実践することができるでしょう。
Day2以降の講座では、インストラクショナルデザインを具体的に学んでいきます。
- 教育活動の効果を上げるためのモデル・研究→Day2「学習のメカニズムと原則」
- 教育活動の魅力と効果を上げるためのモデル・研究→Day3「講座づくりのプロセス」
- 教育活動の学習支援環境を実現するプロセス→Day4「空間と時間の設計」
宿題
講座の終わりに、このような課題がでました。
みなさんの仕事・生活の中で「インストラクショナルデザインをいかせそう!」というシチュエーションを3つ以上挙げてみましょう
3つ、ということで、「運動技能・認知技能・態度」の3つで考えてみました。
- ノンプログラマー向けに「GASの設計術」を教える
- 母親に「スマホの使い方」を教える
- 社内で「会社のミッション」を教える
この課題を、それぞれどうデザインしていくのかを、次回以降で確認していきたいと思います。
まとめ
以上で、「イントロダクション」をお送りしました。
半年ぶりに受けたノンプロ研講座で、少し緊張しましたが、とても内容の濃い講座でした。
講座の構成や、課題の意味なども深読みしながら(深読みし過ぎはよくありません)、楽しめたと思います
次回は、「学習のメカニズムと原則」をお届けします。お楽しみに。