どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは、「ノンプログラマー社長がプログラミングを1から勉強をするとどうなる?」というテーマで、全3回でお届けしています。
前回のおさらい
前回は、「プログラミング学習の第1歩」をお届けしました。
今日は最終回で、「プログラミング学習で得たもの」をお届けします。
今日のアジェンダ
- 短期中期長期で得たもの
- ファーストステップを踏み出そう
- 質疑応答から
短期中期長期で得たもの
プログラミング学習で得られるものは、短期中期長期でそれぞれ異なります。
短期
プログラミング学習をはじめて、半年から1年程度で得られるものは、プログラミング学習をどれだけ実務と関連付けてきたかによります。
学習をはじめてまもない頃は、基礎をまなぶ時間を過ごしますが、目標やゴールは必ず「実務で使う」を常に意識すべきです。
現在行っている単純作業の時間短縮は、すぐ効果がでます。
また、システムを外注するさいは、要件定義の時間を短縮できますので、コストを下げることができます。
中期
中期的には、1年から3年ぐらいで効果が出てくるものですが、「働き方の変化」を得られるのではないでしょうか。
ペーパーレス化を実現することで、リモートワークも可能になってきます。
通勤時間の短縮は、従業員のワークライフバランスの価値を向上させます。
また、余裕のある働き方は「そもそもこの作業ってお客様のためにやるんだよね?」といった、仕事の本質の見つめ直しにも取り組めます。
長期
社内全体で、プログラミング学習への理解が深まると、「我々が大切にしているものはなにか」という企業理念を考えるきっかけが生まれます。
企業理念にもマクロやミクロの目線がありますので、「不変なものはなにか」「変化しているものはなにか」を考えることができるでしょう。
弊社は、北海道という地域に貢献する企業です。人材・産業・観光などのあらゆる分野のエネルギーを、ITの力で生み出していくことが、われわれにとってのDXだという発見もしました。
ファーストステップを踏み出そう
以上を踏まえて、小さな一歩を踏み出してみましょう。
あなたが「プログラミング学習をはじめる!」と宣言しても、世の中はそんなに注目していませんので安心してください。
途中で飽きて、辞めてもいいと思います。(そうならない工夫もたくさんあります。)
大切なことは、小さな一歩を踏み出して、「ワクワクしてみる」ことです。
学習時間を確保してみよう
プログラミング学習を習得するには、180~300時間が必要だと言われています。
いまよりちょっと早起きしてみるとか、ランチの時間の30分をロックするとか、習慣化を意識してみましょう。
(学習系)コミュニティへ参加
世には、ノンプロ研だけでなく、データサイエンティストだったり、Webアプリケーション特化だったり、さまざまな学習コミュニティがあります。
「プロになんでも質問し放題」というサービスではなく、「ともに学びあう仲間がいる」というコミュニティをみつけてみましょう。
質疑応答から
Q.ファーストステップで友人に連絡ってのはいいと思いました
A.みなさんもなにかを始められるときは必ず「リソースをもっていないか」考えてみることをオススメします。友だちは大切にしましょうね。(笑)
Q.社内で開発するときはどうやってますか?
A.思い付きでプログラミングをはじめて、後で手戻りなどが発生しないように、必ず「企画書」の提出を義務付けています。企画書をみたメンバーの意見で、その業務自体を廃止しようという本質をとらえることも多いです。
Q.アウトプットをかなり意識されているように感じました
A.自分がわからないことをまとめたメモが、自分の引き出しの中にあるか、世界中に公開されているかの違いだと思います。みなさんが他の人のブログを読んで重箱の隅をつつくような指摘をしないように、記事に間違いがあってもあまり気にしないことです。アウトプットのハードルを上げちゃってるのは自分自身かも知れませんね。
Q.いろんなサイトやサービスがある中で「写経」というフレーズが腹落ちしました
A.プログラミング初心者にはオススメの学習方法だと思います。中級者になると「写経すると落ち着く」という感じで「邪念を取り払う」という仏教用語に近くなっていくかも知れません。(笑)
まとめ
以上で、「プログラミング学習で得たもの」をお送りしました。
全3回でお送りしましたが、学習の振り返りにもなり有意義な時間を過ごしました。
そんなわたしですが、北海道を拠点に活動する仲間を募集しております。
いまなら「創業メンバー」の称号が手に入ります。というのは半分冗談ですが、ビジョンを持つ仲間で作り上げていく勉強会にしていければと思っています。
お気軽にDMなどいただければと思います。