[ノンプロ研Python中級講座1期]卒業LT前編~はじめてのC++~

Python中級Python

どうも。ケニー(tsujikenzo)です。このシリーズでは、2023年3月から始まりました「ノンプロ研Python中級講座1期」について、全6回でお届けします。今日は最終回の1回目です。

前回のおさらい

前回は、「Day4 ファイル操作とAPI」をお届けしました。

今回は、「卒業LT前編~はじめてのC++~」をお届けします。

今日のアジェンダ

  • 中級講座の成果物
  • C++とはなにか
  • C++の環境構築
  • ソースコードを書く
  • C++ソースファイルの実行
  • アプリケーションの起動

中級講座の成果物

中級講座受講中は、弊社のお客様のためになるようなアウトプットをしていくのが、目標でした。

2週に1本、noteに公開した記事はこちらです。

自己紹介で「マーケ営業活動における、さまざまな数値をスプレッドシートだったりBig Quaryなりに上げて、Looker StudioなどのBIツールで可視化したい」と言ってましたが、顧客や事業を整理できていないという課題が浮かび上がり、そのための時間に費やしました。

「顧客」や「事業」という、基礎の理解が抜けおちていたのです。

Pythonがどうやって実行されるのか

そういわれてみれば、Pythonがどうやって実行されているのか、Pythonとはなにものなのか、全然理解できていなかったことも、この中級講座で学びました。

とくに、もっとも影響があったのが「Pythonがどのように実行されるのか」を、理解したことです。

C++を例に、ノンプログラマーにも、分かりやすく説明したいと思います。(Kennyの自己流です。間違いが多くあることをご了承ください。)

C++とはなにか

C++は、ソフトウェアやアプリケーションを開発するために、広く使用されているプログラミング言語の1つです。

過去にブログに書いたJavaと同様に、コンパイル方式であり、ソースコードを1度コンパイルして、実行可能ファイルを作成します。

みなさんも、C++を体験してみましょう。

C++の環境構築

C++を動かすには、MinGWが必要です。

MinGWとは、Windows環境でC、C++などのプログラムを開発するための、コンパイラ、アセンブラ、デバッガなどが含まれたオープンソースプログラムです。

MinGWのインストール

こちらのサイトから、インストーラをダウンロードしましょう。

https://osdn.net/projects/mingw/releases/

インストールを実行すると、以下のように、インストール先のフォルダを指定できます。デフォルトでは、Cドライブ直下ですが、お好みに合わせて変更してかまいません。

わたしは、C:\Users\ユーザー名\ 直下にインストールしました。 

MinGWのPATHを通す

Windowsの環境変数設定ウィンドウを開き、ユーザーの環境変数の「Path」を編集します。 

「新規」をクリックし、MinGWの<インストール先フォルダ>¥binを入力します。 

最後にOKを押します。※とくにWindowsを再起動する必要はありません。

コマンドプロンプトを起動し、g++ --versionと入力して、バージョンが出力されれば、PATHが通っています。※この確認作業は、省略してもかまいません。 

ソースコードを書く

まず、作業用のフォルダを準備しましょう。

メモ帳を立ち上げて、下記のコードを写経します。

標準出力に「Hello, World!」と表示する、シンプルな命令文が書かれています。

#include <cstdio>
int main() {
    std::printf("Hello, World!\n");
    return0;
}

ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更し、ファイル名を「sample.cpp」にします。エンコードは「UTF-8」のままでかまいません。 

C++のソースファイルが作成されました。 

C++ソースファイルの実行

コマンドプロンプトを起動します。(割愛します)

カレントディレクトリを、作業用フォルダに移動します。 

コンパイルの実行

ソースファイルを、実行可能なファイルに変換するために、コンパイルを行います。コンパイルを行う命令は、g++です。 

実行すると、コマンドプロンプトではなにも起きません。 

フォルダをみると、a.exeというファイル(アプリケーション)が作成されています。 

これは、Windows上で動かすアプリケーションであり、みなさんもexe(エグゼ)ファイルというのをご存じだと思います。まさにあれです。

コンパイル時に、ファイル名を指定するオプションは、-oです。 

a.exeではわかりづらいので、sample.exeというファイルが作成されるように、実行してみましょう。 

実行可能な、アプリケーションファイルが作成されました。 

アプリケーションファイルの実行は、カレントディレクトリにいる状態で、コマンドプロンプトでファイル名を入力するだけです。 

コマンドプロンプトに「Hello World!」が表示されます。 

アプリケーションの起動

C++で作成される実行用ファイルは、Windowsのアプリケーションを起動する際などに便利です。

以下のように、アプリケーションを指定しておけば、業務効率化も夢ではありませんね。

#include <cstdio>
#include <cstdlib>
int main() {
    std::printf("Hello, I'm Kenny!\n");
    system("notepad"); //メモ帳を起動するreturn0;
}

Windows上のsample.exeをダブルクリックすると、コマンドプロンプトと、メモ帳が起動します。 

まとめ

以上で、 「卒業LT前編~はじめてのC++~」 をお届けしました。

まさか、自分がC++を書く日が来るとは思いませんでした。これもChatGPTのおかげですね。

次回は、「環境変数とPath」をお届けします。

このシリーズの目次

  1. [ノンプロ研Python中級講座1期]受講理由と事前課題
  2. [ノンプロ研Python中級講座1期]Day1 関数と式
  3. [ノンプロ研Python中級講座1期]Day2 オブジェクトとクラス
  4. [ノンプロ研Python中級講座1期]Day3 モジュール
  5. [ノンプロ研Python中級講座1期]Day4 ファイル操作とAPI
  6. [ノンプロ研Python中級講座1期]卒業LT前編~はじめてのC++~
  7. [ノンプロ研Python中級講座1期]卒業LT中編~環境変数とPath~
  8. [ノンプロ研Python中級講座1期]卒業LT後編~Pythonの実行と正体~
タイトルとURLをコピーしました