どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは、「スプレッドシートとAnkiでラクに暗記しよう」をお届けします。今日は3回目です。
前回までのおさらい
前回は、「Ankiのインストールと共有デッキ」をお送りしました。
今回は、「ノートとカード」をお送りします。
今日のアジェンダ
- ノートとカード
- 回答とカードの種類
ノートとカード
ダウンロードした共有デッキの中身を、覗いてみましょう。デッキをクリックして、「検索」をクリックします。
デッキに格納されている、「ノート」のリストが表示されます。(前回通り、このデッキには50個のノートが格納されています)
リストをクリックすると、ノートの中身をプレビューできます。
Ankiで、ユーザーがデッキに追加することができるのは、カードではなくノートです。
カードは、Ankiによって、ノートから自動生成されます。
切り替えボタンで、どのような「カード」が生成されているのか、リストを確認しましょう。
見た目はほぼ同じですが、「カード」「期日」「デッキ」という項目表示が、ノートと異なります。
1枚のカードを右クリックして、「カード情報」をクリックすると、「どれくらい学習したのか」、「カードの種類はなにか」、などが確認できます。
検索ウィンドウは、閉じて構いません。
3種類のカード
Ankiを起動したあとに、デッキをクリックすると、その日に取り組む予定のカードが何枚あるかを、示す画面に切り替わります。
カードは、学習状況に応じて、3種類に分類されます。
種類 | 説明 |
---|---|
新規 | まだ一度も学習されていないカード |
学習中 | 最近はじめて取り組み、まだ学習中であるカード |
復習 | 以前に学習したカードで、忘れてしまわないために今から復習する必要のあるカード |
回答とカードの種類
では、学習すると、カードの種類がどのように変化するのか、見ていきましょう。
「スタート」をクリックして、学習を開始します。(新規カードは20枚に設定しています)
まず、Ankiは、学習者にカードを提示します。
学習者は、Ankiに理解度を伝えます。
Ankiは理解度を測定して、さらに学習者にカードを提示します。
学習者が「理解していない」と判断すれば、理解するまで、同じカードを提示し続けます。
カードの種類
初見のカードについて、「もう一度」をクリックすると、「新規」から「学習中」にカードの種類が変わります。
その日に取り組む予定のカードの、内訳が変わっていることを確認しましょう。
また、カードについて、十分に理解しているばあいは、「簡単」をクリックします。
「簡単」が押されると、新規カードは「学習中」を飛び越して、いきなり「復習カード」に種類が変わります。
「簡単」ボタンのすぐ上に「4日後」と、表示されているとおり、このカードが、次に表示されるのは4日後です。
なので、緑色の 「復習カード」にカウントアップされないので、ご注意ください。(今日取り組む予定のカードは残り19枚、という意味です)
あとは、ひたすら問題を解いていきましょう。
なんどやっても覚えられないカードは、「正解」をクリックしても10分後に再表示します。
また、「このカードは十分に理解しているようだな」とAnkiが判断したばあいは、おなじ「正解」ボタンでも「1日後」に再表示します。
このように、学習者に適切な復習するタイミングを、Ankiは計算しています。
デッキの今日のゴール
デッキの その日に取り組む予定のカードが0枚になれば、そのデッキの今日の課題をすべて達成した、ということになります。
もちろん、その日のノルマを達成できなくても、中断することもできます。
中断する場合は、「デッキ」をクリックします。
まとめ
以上で、「ノートとカード」をお送りしました。
Ankiのなかで、ノートとカードはとくにわかりづらい仕組みです。
しかしながら、ユーザーが問題を作成するのは「ノート」で、Ankiが出題してくれるのは「カード」という覚え方でいいと思います。
ユーザーは、カードのデザインのひな型をつくったり、カスタマイズすることもできます。
次回は、「スプレッドシートでデッキをつくろう」をお送りします。