どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは、LINEを使って業務効率化する方法をお送りしています。今日は3回目で、2022年大晦日です。
前回までのおさらい
前回は、「LINE Notifyでメッセージ送信」を、お届けしました。
メッセージを送信するだけなら、アカウント登録とトークン発行とソースコードをコピペするだけで、実現できましたね。
次のステップとして、送信アカウント名を好きなものに設定したり、オウム返しをするBotを作っていきたいと思います。
今回は、「Messaging APIでメッセージ送信 前編」です。
Messaging APIの概要
Messaging APIを使うと、スタンプやカルーセルメッセージなど、さまざまなメッセージを送受信できます。
まずは、こちらのデモを、友だち追加してみましょう。
企業の公式LINEアカウントで表示されるメニューやメッセージは、このMessaging APIを利用したものです。
基本料金は無料
2022年12月現在、メッセージは1000通まで無料です。
本番の公式アカウントを運用するまえに、お試しできるという点も、ユーザーにとっては大変ありがたいですね。
また、Messaging APIは、公式ドキュメントが充実しています。
ときおり、公式ドキュメントを使いながら、進めていきます。
LINE Developersコンソールにログインする
LINEでの開発は、「LINE Developersコンソール」から行います。
LINE Developersコンソールにログインするためには、まず、LINE Business IDを作成する必要があります。
LINE Business IDの作成
こちらのリンクから、「アカウントを作成」をクリックします。
「メールアドレスで登録」をクリックします。
今回は、お試し用のアカウントを作成しますので、LINEに登録していないメールアドレスで登録します。
登録が完了すると、このような画面が表示されます。
必要項目を入力して、「アカウントを作成」をクリックします。
LINE Developersコンソールに登録
すると、自動で画面が移動して、「LINE Developersコンソール」に登録できたようです。
お試し用のアカウントに慣れて、いざ本番環境でアカウントを作成する際は、「LINEアカウントでログイン」しましょう。
ミニまとめ
LINE Developersコンソールにログインする経路が、さまざまあり、すべてのパターンを網羅するのは困難です。
以下の2点を、留意していただければと思います。
- テスト用は、LINEに登録していないメールアドレスでLINE Business IDを登録する(=LINE Developersコンソールに登録)
- 本番環境では、LINEアカウントでログインする(=LINE Developersコンソールに登録)
プロバイダーと新規チャネルの作成
LINEで開発をしていくために、まず、プロバイダーの作成が必要です。
新規プロバイダー作成
プロバイダーとは、アプリを提供する組織のことです。通常は、ご自分の名前や企業名を入力します。
「新規プロバイダー作成」をクリックします。
お好きなプロバイダー名を入力して、「作成」をクリックします。
プロバイダーが作成されます。一度、「コンソール(ホーム)」をクリックします。
プロバイダーが1件追加されていることがわかります。
つまり、LINE Developersコンソールでは、複数のプロバイダーを管理できるということです。
新規チャネルの作成
次に、プロバイダー内で、チャネルを作成します。チャネルとは、「通信路」です。
新規チャネルを作成すると、チャネル名と同名のLINE公式アカウントが作成されます。
既存のLINE公式アカウントをMessaging APIと連携して、チャネルの追加も可能です。
引用元:LINE Developers
プロバイダー名をクリックします。
「Messaging API」をクリックします。
必要項目を入力します。(詳細割愛します。公式ドキュメントの「チャネルを作成する」を参照ください)
チャネル名に「LINE」または、それに類する文字列を含めることはできません。ご注意ください。
すべて入力したら、最後に「作成」をクリックします。
OKをクリックします。
左メニューの「プロバイダー名」をクリックすると、追加したチャネルが確認できます。
友だち追加
「Messaging API」クリックします。
QRコードをスマホで読み込みます。
LINEにLINE公式アカウントが追加されます。
まとめ
以上で、「Messaging APIでメッセージ送信 前編」をお届けしました。
Messaging APIは、LINE開発を行うための準備に、すこし手間が必要でしたね。
しかしながら、さまざまなことができるようになりますので、強力な武器になります。
次回は、「Messaging APIでオウム返しBot」をお届けします。