どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは 「Googleフォームとイベントオブジェクトを極めよう」 について全6回でお送りします。今日は1回目です。
はじめに
「Googleフォーム(以後、フォーム)」 はGoogle Workspace Serviceで提供されている、フォームを取り扱うサービスです。みなさんも、満足度アンケートの回答や、WEBサービスの申し込みに使用したことがあると思います。
フォームが幅広く利用されている理由は、 「URLをシェアするだけで、全世界のユーザーから回答を得られる」 からではないでしょうか。
URLはメールで送信したり、QRコードにして配布するなど、インターネットに常時接続された現代に、とてもマッチしていると思います。
「フォームのテンプレートギャラリー」 では、数多くのテンプレートが用意されています。フォームが 「アンケート」 や 「サービス申し込み」 などに適したサービスであることがわかります。
テンプレートの中から 「パーティ招待状」 をクリックしてみましょう。
内容は適当で構いませんが、1つ回答を送信してみましょう。アンケートに答えるユーザーにとって、わずか数クリックで、回答を送信できます。
進化するフォームの活用方法
そんな便利なフォームですが、いまや 「アンケート」 や 「サービス申し込み」 にとどまらず、 オンラインテスト 、学習用アプリ 、勤怠管理などのUIとして 、などさまざまな場面で活用されています。
中でも、こちらのサイトの 「スプレッドシートからGoogleフォーム英単語テストを自動作成できる」 というツールは有名です。
このような、フォームを発展させたツール(アプリケーションとも呼べると思います)が生みだされている理由のひとつとして、注目したい技術があります。それは 「回答の集計方法」 です。
フォームにおける回答の集計方法
みなさんも、フォームを作成したことがあるなら、一度は 「csvで出力する」 か 「スプレッドシートを連携する」 などで回答の集計をしたことがあると思います。
次回、回答の集計について詳しく解説しますが、この他に、 「イベントオブジェクトを操作する」 という方法があります。
「イベントオブジェクト」 とは、フォームが送信されたときに発行される情報(データ)で、その中には 「送信時間、送信者、回答内容」 など、さまざまな情報が含まれています。
普段は触れることのない「イベントオブジェクト」ですが、GASを書いたことがある人なら、誰でも簡単に扱うことができます。ということで、このシリーズでは 「フォームのイベントオブジェクト」 を理解して、実務で使えるツール(アプリ)を作成することを目標にします。
まとめ
以上で、Googleフォームのかんたんなご紹介と、このシリーズの目標をお届けしました。
「フォームを極める」というテーマですと、多岐に渡る学習が必要になりますが、 私は 「イベントオブジェクトを極めること」 がフォーム活用の近道だと考えております。
フォームを実務で使える場面はさまざまです。スプレッドシートに直接入力していた作業や、パソコンを開かないとできなかった業務が、スマホで完結できたりします。高度なプログラミング知識は必要ありません。あくまで、ノーコード・ローコードでお伝えしたいと思います。
次回は、 「フォームの回答を集計しよう」 をお届けしします。