どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは、LINEを使って業務効率化する方法をお送りします。今回は「LINE APIでできること」です。
はじめに
LINEには、2つの大きな技術的な挑戦があるそうです。
1つは、膨大なトラフィックを処理しなければならないという課題、もう1つは、24時間365日サービスを提供し続けなければいけない社会インフラとしての性質です。
LINEが歩んできた、かんたんな(雑ですみません)歴史です。
- 2011年、無料で通話・メールができるアプリとして誕生
- 2012年、企業がゲーム、占い、クーポン、スタンプなどのサービスを提供できる「LINE Channel」がスタート
- 2014年、「LINE Developers」が公開され、LINEによるサービス開発の提供がスタート
- 2016年、Botが作れる「Messaging API」の提供スタート
- 以降、APIのオープン化を進める
そして現在は、大規模な汎用日本語言語モデルや画像認識技術などの、AIが搭載されたサービスを提供しています。
もちろん、これらの最新サービスも、APIが公開されており、わたしたちユーザー自身でサービス開発できるようになっています。
これらは、LINEではたらくエンジニア達の技術的な挑戦のたまものです。わたしたちビジネスマンも、日々の業務効率化に活用することによって、挑戦に応えていきたいと思いました。
LINE Developers
LINE APIに関する情報は、公式サイトの「LINE Developers」で確認できます。
プロダクトには、以下のようなサービスが紹介されています。
サービス名 | 概要 |
---|---|
LINEログイン | LINEログインをウェブアプリやネイティブアプリに組み込んで、LINEユーザーのネットワークとつなげましょう |
Messaging API | あなたのサービスとLINEユーザーの双方向コミュニケーションを可能にする機能です |
LINEミニアプリ | ライフスタイルのさまざまなニーズに応えるサービスを、LINE上で提供できるウェブアプリケーションです |
LINE Things | ユーザー、デバイス、サービスをつなぐIoTプラットフォームです |
LINE CLOVA | OCRやChatbotなどのSaaS提供から、音声応対サービス、オンライン本人確認サービス(eKYC)など、AI技術を活用して、今までできなかった課題解決や優れたユーザー体験を実現します |
CLOVA Extensions Kit | あなたのサービスでCLOVAを利用できます |
LINE Pay | LINE Pay加盟店でのお支払いや、LINEの友だちへの送金が簡単にできます |
ブロックチェーンサービス | ブロックチェーンサービスの開発や発行、運営に最適なソリューションを提供します |
一覧を眺めただけでも、ワクワクが止まりません。
そして、プロダクト情報は、常に変化しています。(名前もよく変わります)
LINE Developersのニュースレターを登録したり、コミュニティに参加するなど、最新情報をチェックしておきましょう。
プロダクトに載っていないサービス
LINEでサービスやAPIを提供しているが、プロダクトには載っていないサービスもあるようです。
- LINE Notify・・・WebからLINE経由で通知を送信できる
- LINE Conbersion API・・・広告主のサーバーからイベントデータを直接送信するAPI
- LINE 広告API・・・LINE広告を管理するAPI
- など
これらは、「ドキュメント」で確認できます。わたしの憶測ですが、ユーザーのやりたいことはほぼプロダクトで叶うので、これらは別途案内されているのかと思います。
今後の流れ
まずは、LINEといえばメッセージの送受信です。
LINE NotifyとMessaging APIを使った、プログラミングによるメッセージ送信の基礎を抑えましょう。
まとめ
以上で、「LINE APIでできること」をお届けしました。
次回は、「LINE Notifyでメッセージ送信」をお届けします。
参考資料
- LINE Engineering Culture
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』LINE(アプリケーション)
- コミュニケーションツールから、「スマートフォンライフ・プラットフォーム」へ LINE、プラットフォームサービス「LINE Channel」を発表 LINE Developers news