どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは「ノンプログラマーのためのはじめてのJava体験」を、お送りします。今日は1回目です。
はじめに
プログラミングを勉強していると、「Java(ジャバ)」という言葉に何度も出会うと思います。
- 稼げるプログラミング言語でいつも上位にいる
- JavaScriptとはぜんぜん(インドとインドネシアぐらい)違う
- 黒い画面を使ったりなんだかプロ用なんでしょ
- 実行するときにコンパイルする静的型付け言語らしい
このようなイメージを持たれている方もいると思います。
わたしも、一度は触れてみたいなと思いながら、環境構築が大変だったり、成果物のイメージがわかなかったり、少しハードルの高いプログラミング言語だなと思っていました。(個人的感想です)
そこで、このシリーズでは、「誰でもかんたんに、もっともはやくJavaを体験する方法(Windows)」 をお届けします。
今日のアジェンダ
- Java Development Kitのインストール
- 環境変数の設定
- javaファイルを作成しよう
- コンパイルしよう
- 実行しよう
Java Development Kitのインストール
まず、「Java Development Kit(以降、JDK)」という、Javaを書いたり実行したりするための開発キットをパソコンにインストールします。
こちらのURLをクリックして、x64 InstallerのDownloadのURLをクリックします。
※Webサイトの画面や、JDKのバージョンは、よく変わりますので、画面が異なることがあります。
ダウンロードしたexeファイルを実行します。ユーザーアカウント制御のウィンドウが出たら「はい」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
次は大事です。JDKをパソコンのどこにインストールするのか、C:からはじまるファイルパスを必ず確認しましょう。
インストールがおわったら、ウィンドウは閉じます。
エクスプローラーでも、確認してみましょう。
フォルダーをクリックして、中身を表示すると、JDKへのファイルパスがコピペできるので、便利です。
環境変数の設定
Windowsメニューで「環境」と検索すると、「環境変数を編集 コントロールパネル」という項目が表示されるのでクリックします。
(あなたのお名前)ユーザー環境変数の、「新規」をクリックします。
変数名に「JAVA_HOME」、変数値にさきほどのJDKのファイルパスをコピペして、最後に「OK」をクリックします。
画面上に追加されたことを確認しましょう。
環境変数の設定確認
ちゃんと環境変数が設定できたかどうか、確認してみましょう。
キーボードショートカット「W + R」と「cmd」で、コマンドプロンプトを起動します。
下記コードを入力して、Enterを押します。
C:\Users\username>java -version
インストールされているJDLのバージョンが表示されたらOKです。
Javaファイルを作成しよう
では、実際にコードを書いていきますが、作業用フォルダを用意しておきましょう。わたしは最近、テストファイルやフォルダには、「いつ捨ててもいい」という名前を付けています。
コードを書くために、Windowsのメモ帳を起動します。
演習1-1
以下のコードを、写経します。
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello Tsujike!");
}
}
ファイル形式などを指定して、先ほど作成したフォルダに保存します。
- ファイル名・・・「Sample.java」
- ファイルの種類・・・すべてのファイル
- エンコード・・・UTF-8
- 「保存」をクリック
ファイルはいくつでも作成可能ですが、1ファイルにつき1クラスなので、注意しましょう。
コンパイルしよう
ふたたび、コマンドプロンプトを起動します。
カレントディレクトリを移動する
下記コードを入力します。(まだEnterしません)
C:\Users\username>cd
cd(current directory)の後に、半角スペースを入力し、作業用フォルダのファイルパスをコピペします。
Enter押すと、カレントディレクトリが移動します。
コンパイルする
Javaが書かれたファイルは、実行前に「コンパイル」という作業を挟みます。
コンパイルとは、コードを実行させるための事前準備です。
写経して、Enterを押してみましょう。
C:\Users\kenzo\いつ捨ててもいい>javac Sample.java
フォルダに、新規ファイル「Sample.class」が生成されました。
この.classファイルは、コンパイルするごとに、新しく生成されます。逆にいうと、再びコンパイルするまでは、中身の変数や値は変わりません。 (←ここ、すごい大事です)
実行しよう
最後に、コードを実行してみましょう。(ドキドキです)
写経して、Enterを押してみましょう。
C:\Users\kenzo\いつ捨ててもいい>java Sample
コマンドプロンプトに、実行結果が出力されました。
復習
それでは、復習です。
演習1-2
以下のコードを写経して、実行してみましょう。
public class Sample1_2 {
public static void main(String[] args) {
int sum = 0;
for (int i = 1; i <= 5; i++) {
sum += i;
}
System.out.println(sum);
}
}
宿題
宿題の提出は、Twitterまでお願いいたします。
ノンプロ研メンバーは、お好きなSlackチャンネルに提出いただければ添削いたします!
まとめ
以上で、「ノンプログラマーのためのはじめてのJava体験」をお届けしました。
Javaを書いて実行するだけなら、めんどうな環境構築も、ほとんど必要なかったと思います。
構文をチェックしてみたり、コンパイルを試してみたり、みなさんの第2、第3言語として嗜んでいただけると幸いです。
次回は、「クラス」についてです。お楽しみに。