どうも。つじけ(tsujikenzo)です。このシリーズでは「draw.io(ドローアイオー)でデータベース設計のER図をかこう」ということで、全4回でお届けします。今日は1回目で「インストール編」をお送りします。
このシリーズでまなぶこと
このシリーズは全編を通して「draw.ioの使い方を学ぼう」という内容になっています。データベースは、「ERモデル」と「IE表記法」という2つの手法を用いることで、初心者でもかんたんに設計図を作成することができます。
しかしながら、半自動的にデータベースの設計図を作成してくれるツールはありません(ERwinやERstudioというソフトがあったようですが、今は情報が更新されていない気がします)。draw.ioはあくまで、アイディアをER図に落とし込む描画ツールです。
また、SQLからテーブルを作成するような手順も、想定しておりません。「ER図とはなにか」「データベース設計のやりかた」などについては、別途シリーズにしますのでご了承ください。
ERモデル
IE表記法
どちらも、あちこちの参考書で「ER図」という一言で説明されてしまっているところが、初心者にとって少しハードルの高いものになっているのかな、という印象がありました。
まずはこの2つの図の書き方(How To)を習得しましょう。
draw.ioとは
draw.ioはブラウザ上で動く描画ツールです。主にビジネスでつかわれるダイアグラム(diagram)を作成することに特化したツールで、クラウド上にデータを保管することができ、無料で使うことができます。
ダイアグラムとは、情報を整理し象徴的に線描など幾何学的に図示したものを指す。Wikipedia
ワークフロー、フィッシュボーンチャート、組織図など、ゼロからExcelなどで描画するのは少し大変です。ひな形も数多く用意されていますので、draw.ioを使いこなせるようになると作業が大幅に効率化できます。
インストール
ブラウザから下記URLを入力し、描画をはじめることもできます。
が、しかし、今後も利用する機会が増えると思いますので、Google Workspaceのアドオンとしてインストールしてよいでしょう。まず、Googleドライブを開いて[新規]をクリックします。
[その他]から[アプリを追加]をクリックします。
検索窓で「diagrams.net」と検索すると、アドオンが表示されます。アドオンをクリックするとインストールの画面に切り替わります。
[インストール]をクリックします。
いつもの認証画面が表示されますので、承認していきます(割愛させていただきます。)
このような表示がでたら、チェックボックスは外していいと思います。(付けたままでも大丈夫です)[OK]をクリックして完了です。
無事にインストールが完了したようです。最後に[完了]をクリックします。表示されているウィンドウは閉じてしまって大丈夫です。
一度すべてのウィンドウを閉じます。(理解されている方はそのまま続行していただいて問題ありません)
draw.ioを起動する
ブラウザからGoogleドライブを開きます。左上の[+新規]をクリックして、[その他]から[diagrams.net]をクリックします。
新規作成する
別タブでdraw.ioが開きます。Diagram Name:に「はじめてのERモデル」と入力します。
左メニューの[Basic]に[Blank Diagram]がありますので、クリックして選択した状態にして、[Create]をクリックします。
初回起動時には認証が必要になりますので、いつものように認証を片付けます。(割愛します。)
起動しました。左には[カラム]、中央には[ページ]、右には[フォーマットパネル]が表示されています。
日本語表示に切り替える
まずは日本語表示に切り替えて安心しましょう。画面右上の[地球儀アイコン]をクリックします。
リストから[日本語]をクリックして、ページを再読み込み(F5かリロードをクリック)すると日本語表記に切り替わります。
ちょっと安心しましたね。
今回はここまでです。
まとめ
さて、以上で「インストール編」ということで、このシリーズでまなぶことや、draw.ioのインストールについてお届けしました。
次回は、「ERモデル編」をお届けします。お楽しみに!