[GAS][Googleドライブ]ファイル名を一括変換するツールその2

どうも。つじけ（tsujikenzo）です。このシリーズでは 「Googleドライブのファイル名を一括変換しよう」 について、全3回でご紹介します。今日は第2回目です。

前回のおさらい
スプレッドシートの準備
1. 見出し行を作成しよう
2. セルに式を挿入する
GASの準備
1. 変更後のファイル名を取得する
まとめ
このシリーズの目次

前回のおさらい

前回は、フォルダから、ファイルIDとファイル名を取得して、スプレッドシートに貼り付けしました。

今回は、「変換用ファイル名をスプレッドシートで準備しよう」 をお届けします。

スプレッドシートの準備

まず、スプレッドシートで作業します。

前回入力したデータは使いませんので、値を全削除しましょう。

見出し行を作成しよう

1行目に、このように見出し行を作成します。

各列は、このような値に対応します。

列	タイトル	内容
A列	ファイルID	ファイルID
B列	元ファイル名	ファイル名
C列	変更後ファイル名	変更後のファイル名
D列	前に足す	元ファイル名の前に足す文字列
E列	元ファイル名	元ファイル名
F列	後ろに足す	元ファイル名の後ろに足す文字列
G列	拡張子	ファイルの拡張子

見出し行を準備したら、1回目で作成したコードを実行します。

実行するさいに、貼り付ける先のセルが変更になっていますので、修正しましょう。

  //スプレッドシートに貼り付ける
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  const range = sheet.getRange(2, 1, fileArray.length, fileArray[0].length); //2行目から開始
  range.setValues(fileArray);

このように貼り付けできたらOKです。

セルに式を挿入する

【C列】D列以降の文字列を連結させるために、式を挿入します。

【E列】変更後のファイル名に、元ファイル名を使用するばあいは、E列に式[=B列]を挿入します。

【D・F列】前・後ろに足す文字列を入力します。不要なら空白セルでも問題ありません。

【G列】拡張子は必ず付けましょう。画像のばあいは.pngや.jpgですが、必ず元ファイルから拡張子を調べましょう。

C列に、変更後のファイル名のリストができました。

GASの準備

ここからは、スクリプトエディタで作業します。

変更後のファイル名を取得する

C列を取得し、1次元配列に格納します。

  //変更後のファイル名を2次元配列に格納する
  const lastLow = sheet.getLastRow();
  const renames = sheet.getRange(2, 1, lastLow - 1, 3).getValues();
  console.log(renames);

このように、ログ出力できていればOKです。

今回はここまでです。

本日までのコード全文はこちらです。

function myFunction() {

  //フォルダからファイルを取得する
  const folder = DriveApp.getFolderById('FOLDER ID');
  const files = folder.getFiles();
  const fileArray = [];

  //2次元配列の作成
  while (files.hasNext()) {
    const file = files.next();
    const id = file.getId();
    const name = file.getName().replace(/\..+$/, "");
    fileArray.push([id, name]);
  }

  //スプレッドシートに貼り付ける
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  const range = sheet.getRange(2, 1, fileArray.length, fileArray[0].length);
  range.setValues(fileArray);

  //変更後のファイル名を2次元配列に格納する
  const lastLow = sheet.getLastRow();
  const renames = sheet.getRange(2, 1, lastLow - 1, 3).getValues();
  console.log(renames);

}