どうも。つじけ(tsujikenzo)です。今日は先日行われたノンプロ研の定例会について感想などをまとめたいです。このカテゴリー[経営・ビジョン]は最新情報などを元に、事業の方向性やビジョンについて、定期的な健康診断のようなものを行っていこうと思います。(ノンプロ研の皆さんのToggetterを参考にさせてもらっています。ありがとうございます。)
ノンプロ研定例会Vol.37
月例のノンプロ研定例会ですが、今回は「【Zoom開催】詳解!GoogleAppsScript完全入門第2版が出版されます」というタイトルでした。そうです。いよいよこいつが発売になるんですねー。
私も(少しだけ)校正作業に参加させてもらったので、無事出版されると言うことで感慨深いものがあります。ノンプロ研のSlackではPDFで全文閲覧できますが、会社用・個人用など何冊も買うと思いますw
定例会のアジェンダ
今回はこのような内容でした
- GASのV8化と第2版執筆開始(と数々の苦悩)
- 出版までの流れクラファンなどもやったよ
- コミュニティと著者の関係
など。特に気になった点を整理しておきたいと思います。
もりもり大盛りな第2版
率直に申し上げて凄いボリューム(464 → 564 ページ)だと思います。V8で追加された機能がそれほど多かったということですが、やっとES2015への準拠なわけですからそれだけGASは時代遅れ(なプログラミング言語)だったとも言えます。
2018年には公式でV8化のアナウンスが出ていたわけですから、待ちに待ったV8化というタカハシさんの気合いが十分伝わった第2版になったと思います。
しかも増量してるのにお値段据え置きだそうですよ奥さん。今どき値段は変わらないけど内容量を少しずつ減らして実質値上げしてる企業がほとんどだってのに。。。もぅ、最高!w
AppSheet、GAS、Google Workspace add-ons
GoogleはAppSheetをノーコード、GASをローコードという位置付けだよとアナウンスしていることは度々定例会などで聞いてます。確かにGASって環境構築もしないくていい、トリガーで定期実行も可能、WEBアプリとしてクリック1つでデプロイできるなんて、普通考えられないです💦これ以上何かを求めるとしたらそれは開発者じゃなくてユーザーとしてですよね。ガートナーの「これから市民開発者がプログラマ不足を解決する」というのはとても興味深い(というか既にそんな世の中になってる)ですね。
アドオンは作ったことないですが、スプレッドシートで管理してる工程表などをGoogleカレンダーと連携させればUIが減って社内スタッフも楽になるのかな?とイメージが湧きました。
ですが何はともあれAppSheetを触ってみることでしょうか。弊社勉強会ではAppSheetのチュートリアルを終えただけなので、実務に使えるを意識して触ってみたいと思います。
出版、クラファン、コミュニティ
タカハシさんは執筆作業中のPDFをSlackに公開することで、出版前に閲覧できるコニュニティ会員特権のようなコンテンツだと思ってたようですが、メンバーから次々と誤字脱字やコードの指摘を頂くことで実質の校正作業になっていることに気付かれたそうです。(本来は編集さんとやる作業なので、ノンプロ研メンバーに校正を頼んでいるわけではない)
これまで著者と出版社というクローズドな環境で出版は行われてきましたが、クラファンやSlackを取り入れることで新たな出版の形のヒントを得ているのかなと感じました。
どれだけ社会が変化して時代が便利になっても「出版」が無くなることはないでしょう(恐らく)。改めて思うと、きっとアナログな紙の出版も無くなることは無いのでしょうね。
この社会の先にあるもの
少し話を戻しますが、Googleは「皆さんもうプログラミングとかやらなくていいですよ。開発なんてしなくていいですよ」というアナウンスはしていません。いつかGoogleが「皆さんの生活は豊かになりました。もう課題はありません。遊んで暮らしてください。」とアナウンスする日は来るのでしょうか。
ガートナーの言う『RPAの幻滅期の先にある社会』に想像を膨らませるのもヒントだと思います。人々が向かうユートピアは「遊んで暮らせる人生」でしょうか。そうじゃない気がしてるのは確かです。もしかしたら「学んで暮らせる人生」なのではないでしょうかね。
まとめ
以上でノンプロ研定例会のレポートと経営・ビジョンの健康診断についてまとめました。今後も定期的に更新していきたいと思います。GAS本第2版楽しみですねー。